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半自伝小説---【カウントダウン-0】-[第一話]

物心ついた時の家は、・・・会話が無い家。
親も、姉も、何を考えてるのか、まるでつかめない...。。。
すごく裕福だった。。という程ではないが、
会計業を営んでいた父の、コンスタントな収益で
ウチの家計は賄われており、家は小さな建売住宅だったが、
ステレオやピアノがあった。

。。後に、事業に失敗こいて没落するんだが、
ゲラゲラ笑いながら、競売の買戻しに参加して乗り切ったり‥
たぶん、根が。。へらへらした家庭。
脱線。。

なんでか・・ウチの親は、家族みんなでTVを見るのが
キライだったらしく。。。一人1台、TVが与えられ。。
子供心にこれが、すっごい謎?--)で、、、、、
あと、気になったのは。
母が自分と二人きりになると、何とも言えない顔で・・・
二人になった途端、ジーーーーっと睨みつけられて、
イッキにワープ。
バイオレンスの香りが浸々と家の中に蔓延。
それを察したワシは外へ逃避を続けた。
家に居るのは、本当に苦痛だった。。

根っからタカビーなわたしは、
山で150kmで滑ったり、
N.Yでハイヒールを履いて働くのが夢だったが、
同時に・・・石の研究をしたり、画用紙に小説を書いて、
自分で挿絵をつけて、幼稚園から小学校にかけて、回覧して・・・
後ろに小さく・・¥480・・と、入れていた。
480円ってば、当時のハードカバーが1冊買える値段なんだが。
その横に‥出版社名も忘れなかった。
んで、小学校の大好きだった担任の先生に、
その小説(涅槃寂静をテーマにした、スペースファンタジー。。;・V・)
を、勇んで見せたところ・・・
裏表紙に、達筆のマジックで・・・こう、書かれていた。
「たいへんよく書けてるね。でも‥ちょっと値段が高いよ」
・・・子供心に・・ヤラレタ!>3<)oと思った。。

最初の恋愛は・・幼稚園で花開いた+゜
隣の席の、Sちゃんだ。
黄色の幼稚園帽を、机の上に乗せて
先生の話をききながら・・挨拶して、解散するのが
幼稚園の終了時の光景なんだが・・・ その時、その帽子を、
Sちゃんと二人で、キャーキャー言いながら、
ブッ潰しあうのが楽しくて。。 いっつも先生に怒られていた...。。
しかし、楽しかった+゜
(その後Sちゃんは、ホテルマンになったらしい。

小学校1年生入学。 隣の席に・・・
☆井君という双子の弟がいて。
彼のことは・・・ 悪いが、
私は‥それほど特別に好きという程ではなかったが、
なんでか。。慕ってくれていた様子で・・・
ワシも、それなりに・・親切にしていたが、
ある日。紙切れを貰った。エンピツで・・
あなたはぼくのたいようです。 と書かれていた。゜
生まれて最初のラブレター。
今なら・・・涙が出そうだが。。
そこは小学生、、、どうしたものか・と、困惑していた。゜

その後、☆井君は・・ ???
わざとか?どうか?は、わからんが、
図工の水彩の水入れを忘れては
「一緒に使っていい~?」と 言ってくる様になり。。
子供心に、色使いの違う人と同じ筆洗いを使うのは、、、
なんだかなぁ。。と、 微妙な気分で・・・
たぶん仏頂面で「いいけど。。」と応えて、 使わせてあげてたが・・・
今思えば・・・ケチですね。。わし...*T-T)(涙

その後・・・何のテストだったか?
名前の欄があって、ふと横を見ると・・・
なんと、☆井君は・・・自分の名前の欄に、 ワシの名前を書いているし。。。
。。。
慌てて、、 「ここは‥自分の名前を書くとこだよ!?*>3<)」と、
☆井を促したが・・・・。。

。。。☆井君、、元気かなぁ+゜ o*;▽;)o???

[ つ づ く ]

by o-bleneri | 2004-10-27 05:13 | 創作


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