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田園とは程遠い田舎

先日、なぜだか自分の生まれ育った町が夢に出てきた。北海道の、Tという町。
何かのサイン?と思い、電車で1時間半程で行けるこの町へ帰ってみようか?とも思ったが、やめておいた。





団地から小学校への道、中学校へ抜ける道、ゆるやかな起伏のアスファルトの町、人口の割に対する酒場の数が、東京以北最大?らしいという話は、20年前に一度だけ会ったBAR-PのAさんの、学校の教頭先生をされているらしい父上から聞かされ。。。その口調から、この町にあまり良い印象を持っていないという雰囲気を察し、ちょっぴりヤな気分になったことも思い出す。とはいえ・・・BAR-PのAさん自身、ご両親とはあまり心が通っていない印象だったので多分そういった、ふとした時のデリカシーだったり、価値観の相違だったのかも。。。?などと思っていた。

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この町の陰湿さ、大人の荒廃ぶりの子供への影響は、今に始まったことじゃない。゜
わたしはこの「故郷」が、どうにも好きになれなくて。。。仲の良かった京都出身の教師にも、何度も問いかけた。「自分の生まれた町がここまで好きになれないって、変ですかね?(><)。゜」
すると先生は言った。「自分も教師になって北海道へ来たけれど、他の場所と比べてここは閉鎖的だね..。」「わたしは早くこの町から出たいと思ってるけど、もう戻ることは無いと思う。こんなとこ、戻らなくていい...。」
「。。。その気持ちはわかる。(笑)・・・ここへはもう、帰ってこなくてもいいよ。」

そもそもその町は、町全体の理性がどこか、おかしいのだ...。゜(ここに居ると、歪んじまう。。。。。)と、子供心にわたしは察した。(><)どこがどう、おかしい?のか、細かく書けばキリがない。なんていうか・・・・・一言で言えば、大人も、子供も、「ふしだら」なのだ.....。゜

それでも。。。個人に限ってみれば真っ当な人も居るのだろうし、場所に関わらず希望を描いて日々、丁寧に暮らしている人も居るのだろうけれど・・・わたしの知る限り、それは限り無く少数派だった。・・・この町ではマトモであればある程、孤独に苛まれる。何が正しくて、何が間違っているのか、だんだんわからなくなってくるのだ・・・・・。゜

人間的に強くて、イマジネーション豊かで、外へも人脈を広げるだけの力があれば、この町でも生き残ってゆくことが出来るのかもしれないけれど・・・・・正直、わたしはもう戻りたくない。゜

。。。この町の病理を治すには、個人の力では叶わないとすら思える。゜
カルロス・ゴーンのレベルの強力な人物が町興しするか、ムツゴロウ王国がそっくり移住するか、文化度の高い町から移民が数百人移住するとか、そのぐらいしなければ、この町の体質は変わらないだろうとすら思える。。。

・・・暗黒の地に、幸いあれ・・・。゜
by o-bleneri | 2006-10-06 07:51


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